オイル交換を1年以上していないので、お世話になっている東大阪のお店に行くことにしました。天気もいいので泉南の方まで足を伸ばして海を見に行くことにしましょう。何せ、バイクに乗って気持ちの良い時期はわずかですから。
阪神高速から近畿道に向かうと「阪和道・和歌山」という文字が目に入りました。時間もあることだしいっそ和歌山まで行くのもいいなあ。
「行っちゃえ、オッサン」(キムタク風に)
広川インターで降りて42号線を海沿いに走り、どこかで写真を撮って、昼ごはんを食べてから東大阪に戻ればいいでしょう。
土下座のような前傾姿勢は高速道路では楽ですが、一般道に降りてからしばらくクネクネの下り坂を鈍い軽トラの後ろについて走ったので背中が痛くなってきました。
休憩したいところですが、良さげな店は全て車がいっぱいです。海をバックに写真を取れるところが案外ありません。とうとう背中に加えて手首も痛くなってきました。もし渋滞でもあれば今度は左手が心配です。クラッチ重いんです。
コンビニを見つけては休憩し、結局白浜まで行ってやっと写真が撮れました。その後和歌山ラーメンを食べて、阪和道を直走り東大阪に着いたのは4時でした。

背中の痛みに耐え、ガソリンスタンドがなくて冷や汗かいたり、いい感じのお店には入れず、とれとれ市場に入ってみたけど荷物が積めないのでお土産は買えず、まあ、ツーリングってちょっとした苦行なんです。
私、能天気なんですが、気が小さいんでしょうね。寒かったらどうしよう、雨は降らないだろうか、混んでたら嫌だなあとか、コケて怪我したら迷惑かけるなあとか考えているうちに昼になって、出かけられなくなったことがこれまで何度もありました。
ツーリングにトラブルはつき物です。ひどい目にあった事もありますが、行かなければよかったと後悔することは不思議とありません。振り返った時はそれがいいスパイスになっているからでしょう。それがいつの頃からか、無難さを最優先するようになって、バイクとの距離を広げてしまったようです。
こいつとの時間も限られています。これからは二の足を踏むのはやめて、決めたら行動しようと思います。合言葉は、
「やっちゃえ、オッサン。」
